オリーブの家からの自立

私は令和5年7月上旬、罪を犯し、 留置所に収監されました。全く先の見えない状況の中、7月 28日に保護観察所の決定により「オリーブの家」にやってきました。当初は環境の変化になじめず、引きこもっていました。しばらくして青木理事長と一冊のノートを介して 言葉の交流・心の交流を始めました。 色々な想い、苦悩、葛藤をありのままに書き記しました。そのひとつひとつの事に対して、寄り添って頂いた事で、心を開く事が出来てスタッ フの方、入室されている方々とも会話などのコミュニケーションが出来るようになりました。

同時に就職活動も開始し、希望に沿った企業を紹介して頂きました。過去のあやまちが就活に影響を与えないか不安でいっぱいになりました。 「自信をもって望みなさい。あなたの持ち味を発揮すれば道は開けます」交流ノートで頂いた言葉です。 昨年10月1日から今の職場に就くことが出来て現在に至ります。今年の1月下旬に退室期限を迎えるにあたり今後どうするか理事長に相談をしました。私の想いは「引き続きオ リーブの家を拠点にして生活したい」です。勿論、生活していくわけです から費用は負担していきます。理事長はじめスタッフの方々は、この想いを快く引き受けてくださりました。 感謝します。今現在は働きながら週一回の勉強会に参加しています。みなさんの声を聞く事によって、自分の想いをみなさんに伝える事によって、人生が豊かになっていく事を実感しています。 今後の夢としては、オリーブの家で受けた“愛”、この“愛”を通して変わる事が出来た自分のこの想いが、苦しみ悩まれている人に少しでも寄り添っていけるように、もっともっと貪欲に勉強し交流していきたい!そう思います。(O・Yさん)