オリーブの家とは

ごあいさつ

NPO法人「オリーブの家」は、2013年10月から立ち上げの準備がスタートし、翌年3月に保護観察所からの委託事業である「自立準備ホーム」として入室者の受け入れが始まりました。ここまで全てが順調に進められてきたことは、この働きにご賛同くださる多くの皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
「オリーブの家」は、この自立準備ホームの運営を通じて、刑期を終えた元受刑者の皆さんに対し、社会復帰に向けた指導や援助を行なっています。彼らが地域社会の一員として自立した生活とそれを維持できるように支援活動を行なうことで、再犯防止と安心安全な地域社会作りに寄与することを目的として活動しています。
どうか皆様の温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。

NPO法人「オリーブの家」理事長 青木 康正

オリーブの家について

オリーブの家では現在、熊本市西区池田にあるワンルームアパート物件(全20室)を一棟借りしています。そのうち、2室分を事務所、2室分を食堂、1室を宿直室として使用し、残り15室を居室として利用しています。
15室の居室は全てユニットバス付1Kの部屋です。6室は自立準備ホーム、8室は障がい者のためのグループホーム、1室はスタッフ用として活用しています。また、すぐそばにある畑を地主様からご提供いただき、農作業にも取り組んでいます。
このオリーブの家は、全国各地に跨る9名の役員、また、2024年9月末現在、31名の正会員と39名の賛助会員の皆様に様々な形でご指導を頂きながら運営を行っています。
これまで150名を超える多くの方々や団体・法人様からの温かいご支援やご寄付にも支えられ、これまでこの働きが続けられてきました。皆様からのこのご声援を背に、理事長を中心に、6名のスタッフでこれからも日々取り組んで参ります。

「自立準備ホーム」とは?

これまで、刑務所出所者等については、法務大臣の認可を受けて運営している更生保護施設が、宿泊場所を提供し、生活指導、就労指導等を行い自立更生を図ってきました。
一方で行き場のない出所者は多数に上り、更生保護施設の収容能力を大きく超えた現状から、より多くの住居を確保することが求められていました。そこで、そのような人たちの生活基盤を確保し、円滑な社会復帰ができるよう、平成23年4月から自立支援対策として更生保護施設以外の宿泊場所を提供する事業者に対し、刑務所出所者の保護を委託する制度が開始されました。
この制度は、国の機関である保護観察所が民間事業者に対し、行き場のない刑務所出所者等に対する宿泊場所の提供や自立のための生活指導、そして必要に応じて食事の提供を、出所後最長6ヶ月間委託するものです。このような事業者が提供する宿泊場所を「自立準備ホーム」と呼んでいます。

NPO法人「オリーブの家」

〒860-0082 熊本県熊本市西区池田2丁目9番1号 コーポ池田201
TEL:096-342-4123
FAX:096-342-4248
E-mail:0110harvest@gmail.com

理事長青木 康正
副理事長小原 順子
永山 太
理事辻村 真和
今井 洋子
岡田 行雄
山口 尚久
松尾 実
監事馬原 清隆

スタッフ紹介

理事長

青木康正

1948年1月生まれ 神奈川県出身

「人はいつからでもやり直しができる」この言葉をモットーに、生き辛さを覚える人たちに親身になって寄り添っています。

副理事長

小原順子

1955年1月生まれ 佐賀県出身

理事長の残された人生を更生支援に捧げるという姿に感銘を受けました。人生の半ばに来ていた私もそのようにぶれない生き方をしたいと思いオリーブに係り始めました。”人はいつからでもやり直しができる”は、今私がここで体験しています!。

施設長

井 博司

1976年3月生まれ 熊本県出身

月日の経つのは早いもので昨日の事のように青木理事長との12年前の出逢いを思い出し ます。ある日、シンガポールの友人から一本 のyoutube 動画が送られて来ました。それは 青木理事長が聖書学校の卒業式でされた堂々とした代表スピーチ。10,000人の聴衆を 引き込み、鳴り止まないスタンディングオベーションに包まれた姿は衝撃的でした。その後、 教会に訪ねて行き、ご一緒させていただきました。 縁あって、私はオリーブの家で2015年の秋から奉仕することになり、現在に至ります。全くのゼロから自立準備ホーム、そしてグループホームが整えられて、これまでオリーブの家は様々なチャレンジを通過して来まし た。ファミリーお一人おひとりに関わる中で、 難しい問題を抱えて生きている方も少なくありません。オリーブの家を支えてくださる関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。今後 もご支援をどうぞ宜しくお願い致します

世話人

松崎秀紀

1988年5月生まれ 熊本県出身

私自身がオリーブの家に救われた経験を活かして、今いる利用者さんとこれから入室される利用者さんたちがより良い未来、明るい未来を描けるよう、寮生の気持ちを少しでも理解しながら、寄り添い支えるサポートに心がけて行きます。 人はいつからでもやり直しができる。その実感を味わえる場所であり続けれるように微力ではありますが、オリーブの家を支えて行けるよう頑張りたいと思っています。

世話人

後藤松陽

1954年5月生まれ 熊本県出身

週5日の宿直業務に従事させて戴いて丸3年が過ぎております。今も緊張感を保ちつつオリーブでの宿直業務に勤しんでおります。現在は夜半の救援コール等の緊急を要する事が少なくなりましたが、昼間の業務の連絡等、いろいろな対応が求められます。業務に於いては物事に対して、違った意味で慣れてしまう事は極力避けて日々努めています。これからも体力の続く限りオリーブの家の宿直業務を大切に護って行ければと思っています。